浦和レッズの無観客試合で注目したい3つのサポーター目線
浦和レッズサポーターの「JAPANESE ONLY」ダンマク問題により、Jリーグは浦和へ制裁を決定。23日に行われる浦和レッズvs清水エスパルス戦が無観客試合となった。
無観客試合が行われるのはJリーグ史上初となるが、一体無観客試合とはどんな雰囲気なのだろうか?通なサポーターなら「あれはどうなるの?これは一体?」と、気になるポイントも多い。そんな無観客試合だとどうなるのか・・・という疑問3つを紹介しよう。
スタジアムのBGMはどうなるの?
Jリーグの試合が行われるスタジアムでは常に音楽なりスタジアムDJの声なり、何かしらの大きな音が流れ続けている。
これは訪れたサポーターを楽しませる演出が行われている証拠であり、会場開門からキックオフまでの2〜3時間を充実させるために各クラブともそれなりに力を入れている部分だ。
前節のハイライトや、今節の見どころ。スタジアムグルメやプロモーションの紹介に、ライブやゲームなどのアトラクション。さらには前座試合にファンクラブや年間チケットの宣伝・・・と、メインイベントである試合の前には様々な催し物が行われる。だが、無観客試合となれば当然、ファンサービスの一環であるこれらの催し物はなくなっていくだろう。
となると当然、スタジアム内のBGMもなくなっていくわけだが、これは選手のモチベーション低下にも通じるかもしれない。特に浦和レッズの試合前ウォーミングアップでは、
Togetherでウォーミングアップ開始。
The Kids Aren’t Alright で選手コメント読み上げ。
Get this party slammin’ でオーロラビジョンにエンブレム。
House of Love からド~ンでスタメン発表。
スタメン発表中が、strengh of a thousand men
選手たちが一回引っこんでから、First Impressions で入場。(Yahoo知恵袋より引用)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11107131401
と、選手登場から絶え間なく音楽が流れており、これらのハイテンションな曲が選手やサポーターのテンションをグングンと上げていく。これらのBGMが無観客試合となった清水戦でも流れるかどうかは気になるところで、誰のためにこの演出を行っていたかどうかというのもハッキリしてくるだろう。
ゴールパフォーマンス
サッカー選手はゴールの後の喜びを体いっぱいで表現することが多い。
しかし、ほとんどのゴールパフォーマンスはサポーターに向けてアピールするものであるし、それ以外の表現(例えばベンチのもとへ走って行くなど)もスタジアムの空気とゴールが大きな興奮を生み出すからこそである。
となれば、サポーターがスタンドにまったくいない状況ではゴールパフォーマンスはどういうものになるのか?というのは大きな注目ポイントであり、練習試合のように淡々と自陣に戻っていくのか、何かテレビの向こうのサポーターにメッセージを送るのか?そんな部分にも注目していきたい。
サッカーの音
サッカーには様々な音があふれている。ボールを蹴る音、選手たちの指示の声、審判へのアピールなどなど。
スタジアムにサポーターがいないということであれば、そんな普段は聞こえない音をテレビ中継で楽しむこともできるかもしれない。特に浦和はJリーグで最もサポーターが多いクラブであり、たとえ海外のアウェイと言えども多くのサポーターがスタジアムでサポートをする。そんなクラブであるだけに、選手も関係者もサポーターも公式戦でサポーターの声が聞こえないというのは未知の領域だろう。
また、既に措置が取られてはいるが、スタジアムの近くまでサポーターが多く詰めかけることも予想されている。無観客試合の措置が取られた2005年のワールドカップアジア最終予選vs北朝鮮戦のように、スタジアムの外から声援を送るサポーターも少なからずいそうだ。
そんなサポーターたちの声がピッチに届くかどうか?というのも注目ポイントのひとつである。
また、差別的な表現が問題になっているだけに、一部団体によりJFAへ抗議の街宣が行われているようだ。http://togetter.com/li/642720
そんな団体の街宣が、スタジアムまで届いてしまうこともあるかもしれない。
ちなみに一番声がでかくて騒がしいDF森脇は前節で謎の退場処分を受け出場停止中。そういう意味ではさらに静かな試合になるかもしれない。これはある意味、チームの雰囲気やモチベーションを考えた時には大きな痛手になるかもしれない。
あ、でもベンチに入れなくてもスタンドには入れるかな。であればやっぱりうるさいかも。
兎にも角にも、起こしてしまった事件は仕方がない。サポーターは考えすぎずにJリーグ史上初となる無観客試合を楽しむのが吉ではないだろうか。次節に期待大だ。
※追記 – 森脇選手の出場停止は19日に行われるナビスコ杯で消化されると思われます。今季から出場停止は同一大会で消化されると改定されましたが適用は4月からとのこと。
記事/さぽーたるふっとぼーる
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