優勝戦線・ACL出場枠争いへの生き残りを懸けた一戦。ハイプレスで主導権を握った鹿島が大差で制す!


CA320045-1

カシマスタジアムで行われた、5位鹿島vs6位川崎。ともに優勝は厳しくなっているが、残り試合全勝すれば何が起こるかわからず、ACL出場権を得るためにも譲れない試合となった。

 

前半

 

試合開始から川崎は大久保のミドル、小林の裏への飛び出しからシュートと惜しいシーンを作り出す。いずれも曽ヶ端がセーブしたが、チームとしての試合の入りは非常に良かった。

しかし、鹿島は川崎のDFラインまでハイプレスをかけ、徐々流れを変えペースを掴む。

前線からDFラインまで連動性と躍動感あるプレスを見せ、ボールを奪った後のショートカウンターも素晴らしい流れだった。
特に大迫と土居の距離・関係性が非常に良い。
曽ヶ端のパントキックを川崎DF田中が処理をミスし、ボールを奪った土居が落ち着いてDFをかわし、素晴らしいシュートを決め先制。

先制しても鹿島はハイプレス続け、何度か良い形でボールを奪いチャンスを作る。
そしてスローインからジュニーニョの左サイドからのクロスを、ニアへ走り込んだ大迫が技ありの左足ボレーで追加点。
これで大迫は3試合連続ゴールとなり、前半で2-0とした。
昨季からを振り返ると、ジュニーニョと大迫はとにかくニアで「点」で合わせてくることが多い気がする。
おそらく練習から繰り返している形なのだろうと想像される。
不安定な川崎DFラインを尻目に、鹿島は川崎の3トップへの供給源をシャットアウトし、試合を優位に進めた。
川崎の前半はミドル主体の攻撃で、時折2列目3列目からの飛び出しでチャンスを作ろうと試みたが、多くのチャンスを作り出すには至らず。

鹿島は後半も通してハイプレスを続けられるか?
少ないチャンスを決めきるFWを揃える川崎を相手に2点はセーフティリードとは言えない。川崎も後半は修正してくるだろうと予想。
両チームともに左SBの中田浩、登里の裏は狙い目と感じているのかなーと思いながら前半終了。

 

後半

 

鹿島の右SB伊東がレナト相手に奮闘し、対人守備でも強さを見せ、上下する運動量も素晴らしい。
前々節、西の出場停止で初出場の機会を得たが、このまま先発に定着してもおかしくないパフォーマンスを披露。
その伊東がチャンスに絡む。
ロングボールを伊東がワンタッチで落とし、得意の位置からの遠藤のミドルシュートは惜しくも走り込んだ味方の柴﨑に当たってしまう。
後半もハイプレスを続ける鹿島。
川崎のパスをカットし小笠原→大迫→柴﨑右クロスから大迫のヘディングシュートと、惜しいカウンターで3点目を狙いに行く。
そして小笠原からのパスをジュニーニョが左クロス、大迫が飛び込むも川崎DFがカットする。
そのCKの流れから小笠原のボールに山村が頭で追加点。
ジュニーニョが上手くGK杉山をブロックし、楽々と流し込んだ。
3点目を奪い、ほぼ勝敗は決したが集中している鹿島DF陣。
その後も次々とカウンターを繰り出し、カウンターから土居のシュートはクロスバー直撃。

川崎は相手の逆をとれず、チャンスを作れない。
逆にパスをカットされ、カウンターをくらう悪循環が前半から続いてしまっている。

そして山村のロングパスを右SBの伊東が遠藤に落とし、素晴らしいミドルシュートで4点目。
前々節のFC東京戦のような美しい軌道のシュート。あの位置でボールを持った時の遠藤への期待感は日に日に増してきた印象。

川崎がサイドを崩しても鹿島の中央は固く、ほぼ完璧に近いブロックをしいている。
川崎がカウンターに仕掛けようとする際には、激しく球際を競りファールをしてでも止め、逆に幾度となくカウンターで川崎ゴールを脅かす。

1点でも返したい川崎は、矢島のポストプレーから大久保がミドルシュート。しかし枠を惜しくも捉えられず…
バイタルエリアにボールが少し入るようになったが…
鹿島はDF同士の間を通して裏を狙ってくるパスへの警戒が非常に強く、また川崎のパス回しも効果的とは言えず、鹿島DFラインをゆさぶることができない。
しかしそんな中、小林が裏へ抜け出し、DFを上手く1人交わしてシュートも曽ヶ端がビッグセーブ!こぼれ球をレナトが右足でシュートも枠を外してしまう…
ビッグチャンスを活かせない。
上手く途中出場の矢島を使ってサイドから仕掛けるもシュートまで至らない。
鹿島は残り5分、ジュニーニョにかえて岩政を投入し守りを堅める。
完全に守勢に入った鹿島を相手に、大久保が果敢に遠い距離からシュートを放つが、今季何度も見せてきたスーパーな一撃は見せられず。
試合を通じて何度も裏を狙われた中田浩のサイド、この試合で再三裏を取っていた小林が抜け出しクロス、柴崎がスライディングで必死にクリアしようとするが、足に当てたボールは無情にも自陣ゴールへ、川崎がOGで1点を返す。
しかし反撃もここまで、ホームで4-1と快勝した鹿島が優勝争いに生き残った。

今シーズンの鹿島はなかなか無失点で試合を終わらせることができない。
一方でこの試合は最後の失点以外、パーフェクトな試合を見せた。
このような試合が前節できたらと悔やまれるが、鹿島が優勝争いに踏みとどまることができた。

試合を通じて感じた点は以下の点

・鹿島のハイプレスの脅威
・半端ない大迫は代表に呼ぶべき
・右SB伊東の質
・川崎は好不調の波が激しい

上位陣が勝利したため、順位や勝ち点差に変動はないが、残り試合でドラマは起こる予感を感じさせられた。
鹿島には諦めない姿勢で残りの試合、可能性がある限り大逆転Vを目指してもらいたい。

次回はFC東京vsセレッソ大阪を観戦してきます。

 

 

Shin
週末はスタジアムにてJリーグ観戦。夜は海外サッカー(主にプレミアリーグ)を毎週見ております。ご意見・ご感想など厳しいご指摘も頂きたいと思っておりますので、お気軽にコメントお願い致します。
Twitter:@shintrwwso


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