スタジアム内の観客でウルトラスは5%!?アンケート結果を公表します!

公開日: : 最終更新日:2014/01/29 コラム  , 国内サッカー , , ,


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先日、Twitter上で当サイトの記事も執筆して頂いているLocalFootballJapanさんが募集したアンケート結果を公開します。
先日募集したアンケート結果を公開します。回答いただいた方にこの場をもちまして重ねて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
弊アンケートの趣旨やそれに関する相関関係を独自の分析で迫っていきたいと思います。(グラフによっては四捨五入をしているところもあります。また計算方法により若干の誤差が生じている場合もございます、あらかじめご了承下さい。)

今回のアンケートは9月23日から10月4日まで行いました。(有効回答数は89)

今回のアンケート内容

どこのサポーターですか?

自分はサポーターを層に表した場合どの層に属すると思いますか? 
コアサポーター
一般層
ライト層
わからない

・あなたの年齢を教えてください。 
10代
20代
30代
40代
50代以上

あなたの職業を教えてください。
学生
会社員
公務員
自営業
その他

あなたの年間平均試合観戦数を教えてください。(自分がサポートするクラブのみ) 
10試合以下
20試合以下
30試合以下
30試合以上ほぼ全試合(全試合を含む)

・ホームゲームとアウェイゲームどちらかといえばどっちが好きですか?
ホームゲーム
アウェイゲーム

・(ホーム/アウェイ)を選択した理由をご記入ください。

・あなたの遠征パターンで多いのはどれでしょう? 
飛行機
新幹線・電車

その他

 

との質問でアンケートを行いました。以下がアンケートの回答と考察です。

 

スタジアムに占めるウルトラスの人数との相関関係

有効回答数が89でした。これは推測に過ぎませんが、例えばLFJツイッターアカウントを例に挙げます。LFJツイッターアカウントのフォロワー数が約1800です。それをもとに考えると約5%の方が回答して下さいました。今回のアンケートはコアなサポーターやウルトラス文化に関心をお持ちの方を対象とさせていただいたので、結果より以下の公式が導き出せるのではないかと推測します。(必ずしも一致するとは限らないが)これはスタジアムの平均動員数に対するウルトラスの人数との相関関係があるのかもしれません。

ウルトラスの人数=平均動員数×5%

・2012シーズン平均観客動員数との関係(推測)

以上の公式を、Jクラブの平均観客動員数に当てはめて、ウルトラス(コアサポーター)の人数を割り出してみます。

クラブ名 平均動員数(約) ウルトラスの人数(約) 備考
浦和 36000人 1800人 2012シーズン平均観客動員数トップ
広島 17000人 850人 2012シーズン優勝

大きく間違いはないのではないでしょうか。

 

自らがサポートするクラブの平均動員数との相関関係はどうですか?

・どこのサポーターですか?

クラブ別回答数(有効効回答数に対するクラブ別回答者数の割合)

1位 浦和 15%
2位 名古屋 9%
3位 マリノス 8%
3位 ガンバ大阪 8%

これはあくまで推測ですが、弊アンケートが主にコアなサポーターやウルトラスに関心がある方を対象にして行ったので、クラブ別回答数が上位になったクラブのサポーターはアンケートの統計上では、サポーター文化に対する関心をお持ちの方の割合が高い、そしてサポーター文化も成熟しているものと推測されます。
ちなみに、中には『千葉ロッテマリーンズ』という回答もございました。次は野球を対象にしたアンケートもおもしろいかもしれませんね。いいキッカケを与えていただきました。

 

 

サポートソングとの関係

日本で歌われているサポートソングの原曲の大半は海外からのいわば輸入品です。輸入品として人気が高い曲はたいていどこの国でも歌われている、すなわちサポートソングとして定着している曲と言い換える事もできます。
『回答者の割合が高いクラブのサポートソングには世界的にも人気を博しているサポートソングが多いのではないのか?』、『そのクラブのファンの数は比較的多く、欧州や南米のサッカーを好きな方も多いはず。その流れでサポートソングも取り入れてみたいと思っている方も多いはず』という推測の元、各クラブのサポートソングを挙げてみました。
以下のサポートソングは日本だけではなく、世界各国で取り入れられています。大ヒットナンバーです。

<浦和>

原曲は『アイーダ』。日本代表戦でも歌われています。サッカーの応援には欠かせない一曲。
<名古屋>


原曲は不明です。もし、知っていらっしゃる方はご一報ください!

 

<マリノス>

Men without Hatsの『Pop Goes The World』という曲が原曲のようです。これも定番ですね。マリノスの応援はリズムやスタイル的に南米の影響を受けているのでしょうか。

 

<ガンバ>

 一番最初の曲です。ビートルズの『イエローサブマリン』が原曲です。日本でもいくつかのクラブが使用していますね。欧州ではポピュラーソングです。また、ガンバの応援にはところどころイタリア語が混ざっています。イタリアの影響を受けているのでしょうか。

ちなみに今回は回答者数が少なかった鹿島ですが、この曲が有名です。『錨をあげろ→ロール』この流れは個人的に大好きなんですが、世界的に歌われているポピュラーソングなのか!?と言われればそうではありません。

必ずしも相関関係があるとはいえませんが、回答者が多かったクラブのサポートソングは世界的にも人気を博している曲が原曲となっているものが多い傾向にあるといえるのではないでしょうか。

 

 

 

コアサポーターと年齢層、職業の関係

・あなたの職業は何ですか?



アンケートの回答者数の45%が学生でした。その学生のうち年間20試合以上(全試合を含む)を観戦する方が59%となりました。比較的時間的な余裕がある学生のコアサポーターは毎週のようにスタジアムへ足を運ぶ割合が高いものと推測されます。

・あなたはサポーター層に表すとどの層に属すると思いますか?(全年齢層対象)


回答者数に対して57%の方がコアサポーターだと自認しているようです。また、コアサポーターのうち76%の方が【年間20試合以上観戦(全試合を含む)】と答えています。
『試合はテレビの前で行われているんじゃない!スタジアムで行われているんだ!』ということでしょうか?

・あなたは何歳ですか?

10代・20代の回答者数が68%という結果が出ました。また、10代・20代をピークに回答者数の割合が下がります。これは中心部のサポーターの年齢層とも相関関係があるのではないでしょうか?
就活や卒業に伴い就職、そして結婚や家庭を持つとやはり、ほぼ全試合に観戦に行く事は容易ではありません。
関連して一つの例を挙げます。僕の友人(ドイツ人ウルトラ30代前後)はほぼ全試合観戦に行っています。基本的に土日は休み、平日の試合は有給休暇を使用、夏はバカンス…。文化の違いはありますが、仕事をしっかりしていれば文句を言われないそうです。もちろん有給休暇に関しても文句は言われない。休日はいわば自己責任。自己責任原則が貫徹しているのでしょう。また、自営業を営む人が多い。それも文化の違いですね。
日本サッカーが本当に強くなるためにはやはりスタジアムで観戦するサポーターの叱咤激励が必要だと思います。“社会人”という縛りで観戦に行けない人が増えてくるのは間接的には日本サッカーの弱体化の一因となると考えます。

これは日本の企業風土や文化も関連してくるので一概には言えませんが、それらがサポーター活動の大きな障壁となっている事は明白だと思います。会社では年齢を重ねると役職を担うケースが多いので、サポート活動に充てる時間がなくなってしまうというのは致し方ない部分なのかもしれません。

 しかし、それはあくまで推測に過ぎませんでした。


会社員と回答された方(全年齢層、全ファン層)の年間試合観戦数です。

会社員の年間20試合以上観戦数のが学生の年間20試合以上試合観戦数(59%)よりも多いという事がアンケート結果でわかりました。

『学生よりも時間はないが経済力はある』、サポーターとして戦う前に、会社と休日取得のため一戦を交えている方が多いのか。職業を選べばさほどサポーター活動に影響はないのか、これはもっと調べてみる価値がありそうです。


会社でも役職を担うケースが多いであろう『30歳以上の会社員』と回答された方(全ファン層)の年間20試合以上観戦数の方は58%いう結果となりました。


しかし、驚くべきはこちら。『コアサポーターの会社員』は年間20試合以上観戦する方が87%という結果になりました。コアサポーターの習性はどこの国でも変わらないのでしょうか。

試合数に関してはもう少し詳細にアンケートをとっても良かったのかもしれません。

『会社員の試合観戦数は学生よりも少ないはずだ』という予想はあったのですが、見事覆されました。

これはブンデスリーガのCMです。(今は放映されていません)

パン屋のおじさんは試合が始まるので『営業時間は終了しました』、そして仕事が終わりマフラーを身につけてダッシュでスタジアムへ向かうサラリーマン。こういう光景が理想的だと思います。
ちなみに僕は就活の時にサッカーについて熱く語り、内定をいただきました。既にその会社は退職してしまいましたが、その会社の人事担当者がサッカー好きで、会社全体としてもサッカークラブに対するスポンサードに関心が高かった点はありますが、こういったケースは稀だと思われます。サッカーのために休まれては会社側としては困りますしね。
年齢層が高くなってくると回答数が少なくなっているという事は、中心部のサポーターとして活動していらっしゃる30代、40代以上の割合は全体的に少なくなってくると推定されます。

 

 

 Home or Away?


ホームゲームが好きか、それともアウェイゲーム好きか。ホームが45%、アウェイが55%という結果になりました。

※この項目はアンケートの不備によりご迷惑をおかけしました。いくつかホームゲームを選択した理由、アウェイゲームを選択した理由を列挙していきます。

◎ホームゲーム

・ホームがあってこそのアウェイ。ホーム以上の雰囲気をアウェイで出すことは出来ないので、ホームを大事に(20代コアサポーター)

・自分たちの家が好きじゃない理由が見当たらない。(20代コアサポーター)

・「いつもの様に」スタジアムへ行くのが日課だと感じているから。(30代一般層)

・移動に時間がかからず楽(20代コアサポーター)

やはりホームスタジアムへの愛着が感じられます。回答を閲覧して感じたのは『ホームスタジアム=自分の家』という回答が目につきました。やはり自分の家が嫌いな人はいませんよね。改めて言われてみれば自分の家はいくら古くても愛着があるものです。
Home sweet home!

◎アウェイゲーム

・勝った時の快感が半端なく気持ちがいい(40代コアサポーター)

・アウェイゲームでの一体感(10代コアサポーター)

・友人と遠征するのが楽しい(10代コアサポーター)

・ホームは20試合あるが、アウェイは1試合しかないので(20代一般層)

やはりホームの大観衆を黙らせ、凱歌を響かせるのがアウェイの醍醐味。気持ちの入り方もホームとは違うものがあるでしょうし、遠征をサッカー以外で楽しむ部分もあるでしょうね。アウェイの醍醐味を知ってこそサポーターの醍醐味を知る事ができるのかもしれません。

 

 

 

年齢層別遠征手段との関係

日本は島国であり、高速鉄道や高速道路網、ほとんどの都道府県に定期便を持つ空港があり、世界的にも最先端の交通インフラを持っているものと思います。

年齢層関係なしに、20試合以上観戦する方の54%は車・その他(バスツアーを含む)で遠征する事が多いという結果が出ました。おそらく何人かで車に乗り合いをして遠征すると思われますが、サポーター共通の悩み事として『遠征費』というのがどうしても浮かんできます。遠征費を抑えて1試合でも多く観戦したい、仲間と一緒に遠征したいというサポーターの想いでしょうか?

10代20代のサポーターで車、その他(バスツアーも含む)で遠征する事を主としている割合は53%です。
10代20代は学生である割合が高く、地元から離れて大学に通っている方(首都圏など)は車を持っていない方が多いので、遠征手段としては数字が肉薄してくるものと推定されます。


10代20代であり20試合以上(全試合を含む)観戦する方の61%は車やその他(バスツアーを含む)で遠征しているという結果が出ました。10代20代(特に学生)は『時間はあるが金がない』とよく言われますが、その格言はあながち間違っていないという事でしょうか。
また、札幌サポーターの方にも何人かご回答いただきました。想定はしていましたが札幌サポーターの遠征の基本は飛行機です。LCCの普及で幾分かは割安になった航空機運賃ですが、LCCの予約や、移動には時間と金銭的な負担が生じます。ポジティブな面としてはマイルはさぞ貯まると思いますが、その分資金面でのハンディキャップは相当なものです。
『北は北海道、南は熊本。東北や北陸、中四国に山陰、九州には何回行くのでしょうか?』と言われるJ2のサポーターでも飛行機を利用する方が多いという結果になりました。
来年は既に大分の降格が決まっており、現J2所属九州のクラブの昇格がない場合はさらに九州に遠征する回数が増える事になります。今でさえ酷評されている日曜日固定開催を継続するのはさらに厳しいと思われます。アウェイサポーターにも、街にも優しくありません。試合後、飲みに行くのも次の日が仕事だと躊躇しちゃいますよね。

年齢層が上がってくると遠征手段も車から新幹線や飛行機へとシフトしてくる傾向にあるようです。これは年齢的な疲労蓄積度や資金力にも比例してくるものと思われます。

マフラーの巻き方やスタジアムでの服装についてのアンケート結果は後日、別なアンケートと合わせて公表致します。次もアンケートをお願いするかと思いますが、ご協力よろしくお願い致します。

※当アンケートでのウルトラスの定義:90分間歌って,跳ねてクラブをサポートする人々。中心的なサポーターやその周りに陣取る。団体に所属しているか否かは関係ありません。

 

 

 

Texted by LocalFootballJapan(LFJ)
Twitter: @localfootball_j
Mail: info@localfootball-jp.net
Web : http://www.localfootball-jp.net/
Shop: http://localfootball.shop-pro.jp/

 


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